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六合・旧太子駅

酸化鉄顔料ベンガラの産地を探索する中、中之条町六合にあるチャツボミゴケ群生に辿り着いた。チャツボミゴケが生息する群馬鉄山は、生物が鉱石を生成するバイオミネラリゼーションにより褐鉄鉱床が形成され、ここでは自然物としての鉄の姿を目にする事ができる。国内の鉄資源として近代の工業を支えてきたのち森林再生され、今も当時の面影を残しながら新たな自然環境を作り出している。素材の成り立ちを辿るとそこには人の営みや自然の仕組みが見えてくる。この希少な風景との出会いを、かつて鉄鉱石の輸送を担ってきた旧太子駅で展示したいと思う。
 

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​©Tomoko Yamane

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